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by revolver0319

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質問に答えましょう

最近同様の質問をよくされるので答えておきましょう。

八王子市在住H氏
Q
ラーメン好きと言ってはばからないTJさんにミーティング後に
「近所に旨いラーメン屋あるからいきませんか」
と誘ったところ。
「うるせぇ、ばーか。あんな貧乏人の食いモン食うわけねえだろ。死んでろクソ貧乏人」
と罵られました。その後。
「今日の稼ぎでザギンでシースーでも食うか」と笑って帰って行ったTJさん。
なぜでしょうか。

A
TJ先生のラーメン好きは「キャラ設定」のひとつです。
年収5000万円を超えた先生は一食1万円以下の食事はしません。
最近では5人いる弟子たちがジュエリーを作り、TJ先生はスカルの目の部分だけ軽く削るというゴルゴ13における「さいとうたかお」と同じ仕事方法を取っていますし、一番機嫌の悪いのがミーティングの日で、なぜなら「クソみたいなバイク貧乏人がたくさんいてウザいから」だそうです。
キャラ設定時以外の先生に話しかけたあなたの間違いです。


福生市Aさん
Q
先日友達の結婚式で銀座の高級ホテルに行ったところ、どこかで見たことのあるひとがアメックスのゴールドカードでスイートルームの支払いをしていました。一泊120万の部屋です。よく見るとどうもTJに似ています。しかし長髪ではなくこざっぱりとした髪型で、手のタトゥーもありませんでした。ホテルから出るとオレンジのランボルギーニで走り去ったあの人はTJのそっくりさんなのでしょうか。社会不適合者にはみえないから別人ですね。

A
いえ。TJ先生そのものです。そのときも先の質問と同じくキャラ設定時ではないTJ先生です。長髪はミーティング用だしタトゥーも「バイカーうけ」するように書いているものです。ふだんはそのホテルで暮らし中国とレアメタルの取引の仕事をしています。所沢の工房は弟子たちが一日20時間労働で馬車馬のように働かせられる劣悪な環境のたこ部屋でしかありません。社会不適合者は例えば先日のDミーティングで最後に売り上げを数えると63万9800円でした。その金額ををみて「けっ。一日以上働いてこんなはした金か。バイカーとか言ってるやつらは全員死ね」とおっしゃっていました。仕事のために見事にキャラを使い分けるその辺りを社会不適合と言っているのではないでしょうか。



Dミーティングでは今回私も
「おい、大森。おめえは俺の飯でも作れ」と命令され一日中働かされました。辛いものです。

TJの世迷言
詳しくはここに。
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by revolver0319 | 2010-11-12 21:47

悲しい嘘

1945年
昭和20年
8月24日
日本はポツダム宣言を受諾し無条件降伏を決めた。
その日。

「ジャック、ジャック聞こえるか」
普段は規律に厳しい中尉が無線コードの呼びかけもなく唐突に、しかも嬉しそう呼びかけてきたから驚いた。

「サー、イエッサー」
「ジャック。フランクにいこう、無線の感度は良好か」
「イエッサー。良好です」
「いいか。よく聞けジャック」
「イエッサー」
「いまいましいジャップがついに降伏したぞ。今日でこの戦争も終わりだし、恐ろしい神風アタックに悩まされることもないし、すぐにウエスコンシンに戻って女房の胸に顔をうずめられるぞ」

B29のコックピットで操縦桿を握っていたジャックは一瞬ぽかんとしてから無線機に。
「イヤッホー、イエス、イエス、イエス」と雄たけびを上げた。

乗組員総勢9名は何事かと驚き、ジャックから事情を聞くと全員が雄たけびを上げた。
B29は作戦コードZY。ハワイを飛び立ち東北の日本軍施設を爆撃し、反撃にあった場合は中国に逃げる。しかし重たいB29の燃料ではその距離は飛べない。

途中海上に不時着し援軍に救われるのを待つ。運が悪ければ海に沈む。そんな作戦の途中だった。

「ジャック。コードZYは解除だ。ヨコハマの空港に着陸しろ。空港は我が軍が完全に制圧しているので問題ない。降りたらパーティーだ」

B29の中にいる若き戦士は雄たけびを上げた後に死ななくてすんだこと、多くの仲間を失ったことなどを思い出しながら泣いた。


生家は深川だった少年は母と妹と共に北茨城の小さな村に疎開していた。
父は陸軍省参謀本部編制課の参謀次長。位は大尉。勤め先は市谷。つまりは「大本営」の超がつくお偉方だ。その家族ともなればもっと安全で豪華な場所に避難できるが、父はそれを許さず、母方の親戚をたより疎開している。

大本営などという場所でのうのうとしている自分を許さず、何度も移転を願い出たが受け入れられず、ついに本土決戦止む無しという状況に陥った昨年、「施設」という名目で沖縄に渡り若い兵隊たちの先頭に立ち行方が分からなくなった。つまりは死んだのだ。

疎開先での暮らしは厳しかった。
最初は優しく接してくれた親戚も父の戦死を知ると手のひらを返すように態度を変えた。

三人は家の土間で貧しい食事を与えられ、少年は村の子供たちに徹底的にいじめられていた。

それでも
「胸を張り立派な日本人として生きろ」
「母と妹の面倒はお前が見ろ」
そう父から教え込まれていた少年は、隠れて涙するだけでじっと耐えて生活していた。
まさか翌日ラジオから天皇陛下の声が流れるとも知らずに。


ジャックの操縦するB29は青森沖で進路を変えてヨコハマを目指し、太平洋の上を悠々と飛んでいた。
ヨコハマまで200キロに近づくと管制から無線が入る。
「B29、00338。こちらヨコハマエアポート。海上から陸地に入りコード2000をキープ」
「了解」
B29は太平洋上から陸地の上に入る。ちょうど福島と茨城の県境あたり。
西のかなたに夕日が沈もうとしているころだ。

「なぁジャック。どうせならこの重たい荷物捨てていこうぜ」
爆弾投下係りが冗談半分にいう。
「そりゃあまずいだろう」
ジャックは責任感が強い。
「中尉に無線で聞いてみろよ」
みんながはやし立てる。
「CQ、CQ。中尉、こちら00338ジャック。聞こえますか」
「どうしたジャック。このままアメリカに帰りたいとか言うなよ」
「中尉。現在機はE140°39’、E36°36’コード2000.下は山深く人家、建物は目視で確認できず。焼夷弾3発が重くスピードが出ないために廃棄したいのですが許可願います」
「なんだジャック。まだそんなもの持っているのか。山の中に捨てて速く戻れ。ああ、人家の明かりが見えないところにな」
「サンキューサー」

またB29の中に歓声がわき、爆弾は弧を描いて空中に投げ捨てられた。

焼夷弾は落下途中に割れると粘ついた着火性の高い油を撒き散らし、あたり一面を火の海にする。
先に落ちた2発は人里はなれた山の中に落ちたが、少年たちが暮らす村に衝撃音が響いた。
村中の人が家から飛び出すと遠くの山が赤く燃えていた。
子供たちは大騒ぎしていたが、親たちは心配そうにみている。田舎の村に今まで空襲などあったためしがなくはじめてみる爆弾とおもわれるその威力のすさまじさに驚いていた。
「やい東京モン。お前は家の中に入れ。みんなと見物なんて生意気だ」
子供たちが少年を殴る。

みんなが家に入ったときだ。近い場所に衝撃音が鳴り響いた。
村の裏山に焼夷弾が落ちた。

村人が一度家に入ったときに、少年はもう一度燃える山を見たくて家を抜け出したその瞬間だった。

村はずれに追いやられていた少年の家に焼夷弾の破片が直撃し、瞬く間に家全体が火に包まれた。
母と妹を助けようと家の中に駆け込もうとした少年の頭に、燃えて倒れた柱が直撃し意識を失った。


目を覚ましたのは親戚の家だった。立派な布団に寝かせられ、丁寧に手当てもされていた。
母と妹の姿が見えず、立ち上がろうとしたが、全身に痛みが走り立てない。自分の身体を見ると下半身に包帯がまかれ、全体に膿とちが滲んでいる。ひどい火傷をしたことが分かる。

そこに親戚が現れる。
「目が覚めたか」
親戚が優しく微笑む。
「母と妹は」
「心配するな。お前よりも火傷が少しひどいから入院している。命に別状はないらしいから」

少年は心底ほっとしまた眠った。


少年の傷がいえるのに半年かかった。
もちろんケロイドの痕は消えないが、多少の皮膚のツッパリ感はあるが歩けるようになった。

村人はみんな少年に優しくなっていた。
「早くお母さんや妹も戻るといいね。もうすぐだろう」

みんながそう言ってくれた。

敗戦直後の田舎にまともな病院などあるはずもなかった。
村人はみんなで嘘をついていた。少年の生きる希望を失わせないために。

月日が流れ、母と妹は死んだのだなと少年も悟ったが何も言わず、誰にも知られずに村を出て東京に向かった。

深川の生家で死のうとおもって。

東京は跡形もなく焼けていた。思い出の場所はただの焼け野原で、家がどこだったかも分からずに呆然と立ち尽くしていた。

見ず知らずの男が少年に「うちで働け」と連れて行く。
少年の顔を見て死んでしまうだろうと感じたその男は、なんとか年若いそのこに希望を与えてやりたかった。

みんなが貧しく、みんなが将来も見えなかったけれど「もういいだろう。これ以上人が死ぬことはないだろう」と考えていた。

少年は明るい世界を作りたくて電球を作った。やがて会社を立ち上げる。
日本の中でしっかりと立って生きたいと願い「日立」という会社名にした。

北茨城の小さな村に感謝したく、本社社屋や工場を村に建て、村の名前は「日立」になり人口が増え町になり市になった。

少年は大人になった。とても優しく穏やかで、どこまでも正直で誰にも嘘をつくこともなく、どんなに金持ちになろうと偉ぶることもなく、社長室にこもることなく時間があれば汗にまみれて工場で仕事をした。

「人間嘘はよくありませんね。正直が一番です。どんな些細な嘘でもよしたほうがいいですよ。でもね。人を助けるためなら嘘もいいでしょうね」
請われて出した自分史の中のインタビューで語る。

最後に
「でも。でもですよ。人を助ける嘘はね、非常に悲しいということは忘れてはいけません」
そう結んだ。
その3年後。少年は80歳まで生きて人生に幕を閉じた。






なんてね。
これ嘘だからね。
フィクション。
日立にそんな話ないからね。
「知ってる。日立の創業者のふかいい話し」
なんて飲みの席ではなすと恥じかくからね。

何が言いたいのかというと
昨日
お台場「稲妻フェスティバル」

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アメ横なみの人ごみ。
もうバイブズミーティングなんて目じゃないくらいの人人人。

そんな中で
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まったく客のいないブースがひとつ

そう
われらが
TJシルバーワークス


他のブースはのきなみ長蛇の列
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人ごみが避けています
われらが
てぃーじぇいしるばーわーくす


俺は会場を一周して戻ってみるとまだ客はいない

「どう?売れた?」
そう聞いてみると

「ええ。そこそこ」
って悲しい嘘をついていました

たぶん昨日のTJシルバーワークスの売り上げはゼロ。

気にするなTJ先生
Dで儲ければいいさ
だめならランボルギーニ売ればいいしさ
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頑張れTJ先生
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by revolver0319 | 2010-11-04 23:08