フリーライターです。書き綴ったものを載せてます。


by revolver0319

親として

わりとひねくれた生き方をしているから正々堂々と胸を張って物事を言うことが少ない。

そんな俺にもこれだけは正々堂々と胸を張っていえることがある。

巨乳が好き・・・。まぁそれもそうなのだが、それではなく。

俺の父親は最低の奴だった。
である。

ヤクザならそれでもいいのだが、どうやら若かりしころに極道の入り口で挫折。
とことん根性のない人で、それでいてイリーガルのことに手を出して、簡単にパクられたりしていた。

小学生のころ。早朝、寝ているととんでもない物音で目を覚ますと、土足の刑事が20人ばかり踏み込んできて、そのままパクられたのを目撃したこともある。
だから「警視庁24時」的な番組を見てもたいした衝撃はないし、パクられるときの手続きもなんとなく知っている。


そんな父親に育てられると、もちろん「ああなったらおしまいだ」というトラウマが根底にある。

もっとも俺の父親の実家。つまり俺の祖父は割りと裕福だったようで、困ったらそこに泣き付くという手段が彼にはあったが、俺にはない。不公平だ。


だがその反面教師をみてきた、父親としての俺はどうなんだろう。

毎年この季節は北海道を走っている。今年は金欠でなくなり、娘とキャンプに行ってきた。


a0138093_17505177.jpg


月に一度くらい遊んでいる。最近はそれほど会話もなく、それでもそこそこのコミュニケーションは取れていると信じている。

結果として。金があるときは上機嫌で、金のないときは苛立ち暴れていた俺の父親と何が違うのだろうか?

「ぜんぜん違うよ」
「それでいいと思うよ」
きっと仲間たちに話せばそう言ってくれるのだろうな。

でも俺はそうは思わない。

天童荒太の書く小説のように、駄目なDNAのループなのかもしれない。

金はあるほうがいいだろうが、そんなものに目つきを変えてまで固執するような、金で金を増やすような生き方はしたくない。

なんなら東北の人に、関東から西の人は財産を半分差し出せ、なんていう法律が出来ても、俺は頑張って差し出したい。唯一の財産ショベルの半額という微々たる金額ではあろうが。

生活ができて、旅が出来れば、腐乱死体で見つかるような結末でも、しょうがないと覚悟はしている。


だが、娘のことを考えればそんなことを言っていては駄目なんだろうな。
行き着くのは、俺の父親と同じところだろうか・・・。




俺は父親の墓参りを一度もしたことがない。
[PR]
by revolver0319 | 2011-08-14 18:02